よく街とかにある捨て看板って結構キャッシングや消費者金融系って多いと思いませんか?
そんなとこでよく見かけるのが、
車でお金貸します
って看板。
車で融資!
とか
乗ったまま融資
とか
ってのも同じですね。
銀行とか普通の消費者金融でお金を借りられなくなった人は、車を担保にお金をかりようってなるわけです。
でもそれなら、車を売ってしまったほうがいいのでは?
って思いますけど、実際はそうもいかない。
例えば、田舎に住んでるから車がないと生活ができないとか、仕事で車が必要とか。
もし都会だったら車がなくても問題ないし、お金がないのにわざわざ車に乗る必要もないですからね。
だけど、車に乗ったまま融資といっても、実際にその車の価値よりも少ない金額しか出してもらえない場合がほとんどだし、乗ったままといっても、もし返済が遅れたりしようものなら、車ごと持っていかれます。
というのもお金を借りる際に、名義変更をされるからですね。
名義変更されたら持っていかれても文句言えないでしょう。
なので、それなら潔く車を売ってしまって、安い車、例えば軽自動車に買い換えるとか、しばらくは車無しでやってみるとかにしたほうが絶対に安心です。
でも車で融資してくれる会社もたくさんあるので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか?
実際に車金融を利用した場合どんなトラブルが?
では、実際に車で融資してくれる会社を調べてみると、便利ですが、インターネット上の情報を見る限り、「悪徳」というレベルの業者が多く存在するようです。
では、実際に車金融を利用した場合に起こりうるトラブルとはどんなものがあるのでしょうか?
また、その対策や解決策はあるのでしょうか?
今回は、車金融を利用した場合に想定されるトラブルとその対策、解決策などを確認してみましょう。
[トラブルケースその1 金利が高すぎて車が返ってこない。]
車金融の金利は、18%前後で、これは一般的な消費者金融の最高金利に近い金利です。
単純に言えば、元々返しにくい金利が設定されています。
それは、車金融という商売が、担保となった車をなんとか手に入れて販売することで利益を得るからなのです。
「そんなに高いなんて違法じゃないの?」と思ってしまいますが、18%前後の金利で、車を担保にお金を融資する商売は、特に違法ではありません。
では、返済しても返済しても車が返ってこないという状況になってしまったら、どうすればいいのでしょうか?
[解決策その1 手数料に注目する。]
車金融での金利自体が違法であることは少ないです。
しかし、事務手数料や、リース料など、様々な手数料に問題がある場合があります。
例えば、車の名義変更代金が通常以上に取られている場合があります。
融資を受ける前でしたら、その時点で「この業者は大丈夫なんだろうか?」と疑ってみましょう。
また、弁護士先生に相談した際、解決の糸口になる可能性があります。
ただし、弁護士先生に相談して、毎月の返済が楽になったけれども、弁護士先生に支払うお金が重荷になってしまうということもあります。
やはり1番良いのは、借りる前に自分の稼ぐ力と、融資額を相談しておくことでしょう。
[トラブルケース2 車が返ってこない。]
支払いが滞ると、どのような金融業者でも、財産の差し押さえなどを行います。
そして車金融は、返済の条件が厳しく、差し押さえも手早くなっています。
滞納してしまうと、一気に自分の愛車が返ってくる確率が下がってしまいます。
まず、最初の返済日に、借りたお金を振り込まない、または引き落とせない状態にしておくと、郵便での催促や電話などがかかってきます。
正直、お金の話なんて(しかも支払う側です)見たくもないので、催促の葉書を放置してしまったり、電話が来ているのを知っていながら無視してしまうこともありますよね。
一般的なローンや、消費者金融ではこのような対応をしても、最初の2回くらいならあまり問題はありません。
(もしかすると、信用情報の信用度が延滞者に下がってしまうかもしれませんが。)
しかし車金融は担保の保管(貸した人が返してくれなさそうだと判断した場合に、事前に担保を手元においておくこと。担保を返して欲しいという思いから、支払いが行われる可能性が高まる。)を、一般的な業者よりも早い段階で行ってくることがあります。
車のローンでしたら、保管するために車を移動するための代金は、ローンを支払う側は払う必要がまずありません。
ですので、ローンの場合は、できるなら車を保管なんてしたくないのです。
ですが、車金融の場合、
「レッカー車で移動したので、5万円、追加で支払い願いますか?」
などと、しっかりと保管の為にかかった代金を、返済金額に上乗せしてきます。
こうなるとどうなるのかおわかりでしょうか?
トラブルケースその1でも説明しましたが、車金融の返済はとても難しい時があります。
そんな時に、手元から愛車がいなくなり、更に、5万円追加で返済してくださいと言われたら、あなたはどんな気持ちになるでしょうか?
「こんなに返さなくてはいけないなら、もう車を引き渡すしか・・・・。」
となってしまいませんか?
それがある種車金融で「悪徳」と呼ばれている業者の手口でもあります。
[解決策その2]
当然ですが、支払い催促の通知は「絶対に無視しないこと。」です。
支払う意思を電話や葉書で通知しておけば、車金融の業者がすぐに保管しにくることはありません。
(ただし、次の支払い催促を無視してしまうと、すぐに保管されてしまう場合がありますので注意してください。
また、3~4回目の支払い催促に応じないと、支払い意思を表示しても保管されてしまうことがあります。詳細は契約を確認しましょう。)
では、実際に保管をされてしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
車金融が行う保管は、早く車を売ってしまって利益をだしたいという思いから、違法な形式となっている場合がすくなくありません。
ですので、弁護士先生に相談するならここになります。
違法な形式での保管行為を取りやめてもらうことの請求、金利などが適正でない場合の修正の請求、常識外な手数料の要求の取り消しなど、様々な請求をする際、絶対に弁護士先生の力が必要になります。
違法な保管に困った多くの方が、
「絶対に訴えてやるからな!」
「警察に言ってやる!」
など、様々なことを口にしますが、これらは絶対に言わない方がいいです。
なぜなら、訴えてやるなんてことができる人は、「余裕のある人」なんです。
車金融で返済に困っているあなたは「余裕のある人」でしょうか?
業者の方はあなたの財産の総量を把握していますので、あなたが弁護士に相談するお金の余裕があるかどうかも知っているのです。
ですので、この言葉を言ってもあなたに有利にはなりませんし、下手をすると不利になってしまいます。
(まずありえませんが、「訴えてやる!」と脅迫されたと逆に訴えられるケースも可能性としてなきにしもあらずです。)
また、警察に言ってやるという言葉は本当に言わない方が良いです。
警察は悪徳業者にひっかかった民間人個人を助けてくれる組織ではありません。
民法と刑法の違いですね。
ですので、悪党業者からすると、
「自分から素人ですといってくれてありがとう。」
といった気分でしょう。
警察に言われたところで、悪徳業者は痛くもかゆくもないのです。
[最後にアドバイス]
1番の対策は契約前によく確認すること、トラブルに巻き込まれた場合、民法に頼ることなのですが、お金に余裕がないとなかなかできませんね。
そのようなときは、最悪の事態を考えて行動することが1番良いと私は思っています。
例えば、車金融でしたら、元金よりも多く支払い、車も取られてしまうのが最悪のケースです。
それでしたら、そもそも中古として売ってしまう方が良いかもしれません。
なぜなら、2016年に買った車を2016年に手放したとしても、車の価値はだんだんと下がっていくものなので、あなたの愛車は5年後にはもっともっと安く販売されているはずだからです。
100万円で売って、98万円で同じような車を購入すれば、2万円得したことになります。
通勤などに必要でないのなら、愛車を取り戻すまでに長期間を有してもまったく問題はありませんよね?
お金を借りると色々とトラブルに巻き込まれることもあります。
ですので、ご利用前によく考えてから利用しましょう!