闇金と出会うほとんどのケースが、債務整理だと言われています。
私自身もその一人で、以前住宅ローン等を原因として自己破産したことが闇金との出会いでした。
自己破産をすると国に氏名を公表されてしまうのですが、闇金はそれらをチェックして営業をかけてきます。
私自身も自己破産から立ち直り、ようやく再起を図ろうとした時に、闇金の営業攻撃に遭いました。
もちろん、最初は闇金では絶対に借りないとはね付けました。
一度借金で苦労していますからもう二度と同じ目にあうまい。
ましてや金利が莫大な闇金などから借りるわけがないという気持ちで一杯です。
ところが、闇金の手口は本当に巧妙です。
債務整理をするような人間は、大抵の場合お金以外の問題も抱えているという事を熟知しているのでしょう。
しつこくチラシやメールなどによる営業をかけてくるうちに、私は慣れない仕事のストレスや失った家族への寂しさなどから、ついに闇金への申し込みをしてしまったのです。
ところで、闇金といっても自動車金融から、買い物枠買取タイプの融資、あるいは090金融など様々なものが存在します。
私が利用した闇金はその中でも最もオーソドックスな090金融で、電話をするとすぐに指定場所で待ち合わせを行うよう指示されました。
その際に必ず徒歩で来る事と、誰かを連れてくる事がない様に念押しを受けた事を覚えています。
正直言って多少怖いという気持ちがありましたが、ストレスと寂しさには変えられません、お金を求めて待ち合わせ場所まで訪れる事にしたのです。
融資はとても簡単でした。
相手は車で迎えにきて、身分証の提示と勤務先を教えるよう伝えられました。
私はまず融資金額の相談をしたかったのですが、警察対策でしょうか、お金の話はその後だと言われた事を覚えています。
その後、様々な情報をヒアリングされ、最終的な身分の確認が終わった後に15万円ほど借りました。
なお、利息は10日で15%というもので、1ヵ月後に返済を行うとちょうど私の手取り賃金と同額になります。
結論として、とにかく今月を楽しく過ごしたかったので、一時的にお金を借りるには便利でした。
利息は異常なほど高額ですが、もうお金を借りる事ができないと思っていた為に、ある意味では助けられたと思っています。