闇金を紹介してもらい借りたもののえらい目に。

・私が闇金を利用した理由

当時の私は、生活保護を受給していて、毎日ハローワークに通い、どうにかして働き口を見つけたばかりでした。
生活保護を打ち切り、自分の収入で生活ができるようになったのは、本当に嬉しいことです。

僅かながらも、自分で働いたお金で生活を送れるようになったのは、区役所の献身的なケースワーカーのおかげだと思っています。
仕事を初めて、半年が過ぎた頃。
会社の先輩、と言っても年齢的には、ずいぶん年下になります。

その先輩が一緒にパチンコに行こうと誘ってくれたんです。
私はかなり前にパチンコをやっていた経験がありましたが、最近の台はさっぱりわかりません。
ですが、運が良かったのか、悪かったのかわかりませんが、その日は5000円で、10万円を超える大勝ができたんです。
その日は、こんな大金を手にしたことができた喜びから、翌日のことも考えずに、先輩と一緒に朝まで飲み続けました。

この経験がきっかけで、私はすっかりパチンコ依存症になってしまいました。
お金が少しでもあれば、必ずパチンコに行くようになってしまったのです。
そして、ついにお金がなくなり、紹介してもらった闇金からお金を借りることになったんです。

・闇金の金利
私が使った闇金の金利は10日で1割の通称トイチ。
10日ごとに金利を払わないといけないんですが、給料は月に1回。当然金利を支払えるわけもなく、金利は爆発的に増えていきました。
会社にも連絡が行くようになり、給料は全て闇金に取られ、散々な目に合いました。

この頃はパチンコなんて当然いけませんし、生活も会社の先輩や同僚からの施しで何とか生計を立てている感じです。
このままではいけないと思い、勇気を振り絞って、警察に相談しに行くことにしました。
警察は民事不介入と言いますが、闇金の不当な取り立てに対し、話そうと思ったんです。
警察は思っていたよりも、ずっと親切な対応をしてくれました。

それから程なくして闇金業者が逮捕され、私のところに取り立てが来ることはなくなりました。
もう2度と闇金を利用する気になれませんし、何があってもパチンコはしないと心に決めました。