闇金にかかわってしまった場合の最適な〔対処・解決法〕について

・暴利で利息を上げる
・多人数による恐喝/暴力的な取り立て
・早朝または深夜の迷惑な電話
・勤務先ならびに保証人への押しかけ行為
・風俗やAV出演などの斡旋強要&給料の差し押さえ
                         など

――通常では考えられないような行為にてお金を巻き上げる闇金。

そんな犯罪集団である闇金に関わってしまって、なかなか抜け出せなくなってしまった方も少なくありません。

そこで此度は、闇金との関係を断つための最適な『闇金対処/解決法』についてまとめました。

まさに今、闇金と関係してしまっている方は、ぜひ参考にして、[闇金との縁を絶つ]ために役立ててください。

≪闇金の対処・解決法≫

【その①】証拠を集めよう!!

賃金業法21条[取り立て禁止行為]
・多人数で押しかけ
・午後9時から午前8時までの迷惑な電話
・連続した電話または訪問
・張り紙や落書き、借金の事実を周囲にバラすなど債務者の人権に害なす行為
・銀行または消費者金融からお金を借りさせ返済を促すこと
・債務整理または訴訟などの手続きのあと支払いを請求すること
・大きな声や暴力的な言葉を使用して取り立てること
・暴力的な態度/行為を行うこと
・勤務先に現れ債務者または債務者の周囲の人物に不利益を及ぼすこと
・支払い義務のない友人や恋人、家族に支払い請求すること
・その他、過剰な取り立て行為や不正な行為など

――闇金の悪質な取り立てに対抗するには、闇金業社を警察に逮捕してもらうのが一番安全で最適な対処法です。

しかし、悪質な取り立てをしている現場に、ちょうどタイミング良く警察の方に来てもらうことはなかなかできません。

そこで、ビデオやカメラ、ボイスレコーダーにて、闇金業社の“取り立て行為”を録画・録音しておきましょう。

さらにまた、落書きやチラシ、迷惑な着信などがあった場合も、冷静にそれらを保管し、警察に提出してください。

警察が動いてくれれば、それだけで闇金業社による当事者への被害は激減するはずです。

【その②】弁護士に相談しよう!!

証拠を集められなかった場合、基本的に警察は[民事不介入]として動いてくれないことがほとんどです。

どういうことかと言えば、警察は警察権によって“悪質な取り立て行為”を取り締まることが可能ですけれど、『闇金との契約』だけでは闇金業社を取り締まることができません。

個人間における契約などに関しては、警察権ではなく司法権の範囲であるため、不当な契約で闇金業社を取り締まって欲しい場合、あいだに弁護士に介入してもらう必要があります。

弁護士に相談すれば、そもそも“悪質な契約”自体に問題があることを証明してもらうことができ、その後に何か問題が起きた場合も警察に堂々と訴えられる立場を獲得できるため、闇金業社とのいざこざで困ったときは、対策として非常に効果的です。

【その③】隠しごとをしない!!

闇金業社の餌食になる方の多くは、『他人に知られたくない隠しごと』をネタに脅迫される人がほとんどです。

浮気や風俗通い、ギャンブル、借金など、「それらを周囲の人たちにバラされたくなかったら、おとなしく返済しろ」と……。

「家族に浮気がバレたくないから警察や弁護士に相談できない」
「会社の人に風俗通いが知られたくないから返済した方がマシ」

浮気やギャンブルによってできた借金は、誰のせいでもなく自分の責任であり、それらを家族や会社の人に知られたくないので、警察や弁護士に相談しないというのは、あまりにも無責任です。

闇金業社は、それこそ骨の髄まで吸い尽くす非道な手段をとってきますから、闇金業社と関係があることは、それ自体で周囲の人たちに迷惑を掛けかねません。

自分の世間体を守りたいのであれば、隠しごとがバレるのを覚悟して、迅速に警察や弁護士に相談してください。

【その④】警察に訴えるときは警察の前で闇金と通話!!

A氏「闇金業社に迷惑な取り立てされて困っています、助けてください!」
警察「証拠はありますか?」
A氏「ありません……」
警察「じゃあ、とりあえず相手の方にも聞いてみましょう」

闇金「私たちが闇金? A氏には確かに◯万円貸しました。がしかし、返済してくれないんです。被害にあっているのは、こっちです」
警察「そうですか。A氏に聞いてみます」

警察「△氏から、◯万円借りましたか?」
A氏「はい……でも闇金で……」
警察「返済しましたか?」
A氏「いえ……だから闇金で……」
警察「◯万円は今どこに?」
A氏「もう使ってしまいました……」
警察「◯万円を横領したということですか?」
A氏「え!?」

――闇金だから返済しなくてもいい、警察に訴えれば取り締まってもらえる、という考えはやめましょう。

第三者である警察にとっては、本当はどちらが悪いのか、それについて直面の問題だけでは判断できません。

仮に◯万円を借りて、それをそのまま使ってしまったとあれば、[横領罪][詐欺罪]で逮捕される可能性があります。

さらにまた、仮に相手が闇金だとしても、「△氏は闇金だ」と騒ぎ立て、もし△氏が「私たちは被害者で、A氏こそ犯罪者だ!」と言えば、[虚偽罪]になることもありえます。

警察に、相手が闇金であることを信じさせたいのであれば、警察の目の前にてスピーカーモードで闇金と通話し、警察の方に証人になってもらいましょう。

≪覚えておくべきこと まとめ≫

・証拠を集める
・警察より先に弁護士に相談
・隠しごとをしない
・警察に証人になってもらう
・闇金とは何があっても関わらない

――以上のことを心掛けておいてください。