ソフト闇金と普通の闇金の違いとは?

一般的に闇金と言えば、違法な金利での強引な取立てや、法律なんて全く関係のない悪徳なイメージしかありませんが、最近では「ソフト闇金」という新しいジャンルの闇金も誕生し、特に高齢者などの困っている人々を食い物にしています。

●闇金とソフト闇金の違いとは?

1・取立て方が違う
闇金は自宅や勤務先へも電話をかけてきてきたり、時には押しかけてきては悪態を付くなどの違法行為を繰り返すという、アナログなイメージしかありませんが、最近では敷地内への立ち入りはしないなどの一線は引いているようですが、あくまでも高金利で貸付をしていることには変わりありませんので、返済が遅れることでヒヤヒヤしてしまいます。

一方ソフト闇金は、返済が遅れても自宅や会社へ訪問する行為はなく、恐る恐る返済が遅れることを電話で知らせると、逆に「生活は大丈夫?多少遅れても平気だから」など、逆に優しくされることで一方的な信頼を抱きがちになります。

変な信頼感が生まれることで、借金をすることへのためらいや罪悪感も薄くなりますし、借金の相談もしやすくなります。

ですが、延滞することでしっかりと利息は生まれていますので、性格的にいい加減でだらしない方の場合「うるさく返済をせっつかれないし」と思い、返済を後回しにすることで、ずるずると利息のみが付いていくという地獄におちいってしまいます。

2・返済期間が違う
通常、闇金への返済は10日~一週間で一回で返済をするのですが、ソフト闇金は2週間~20日に一回の返済ですので、そう切羽詰らなくても給料日後に返済日を設定してもらうことで返済できてしまうので、またずるずると借り続けてしまいます。

3・金利の違い
闇金の金利は俗にいう「トイチ」ほどではありませんが、法律で決められている金利よりも高い金利で設定されています。

ソフト闇金は、普通の闇金に比べ金利が安いというだけで、一般的な金融業者に比べ金利は高いので、借り続けた結果返済し終わった頃には借りた金額の半額以上の金利を支払うハメになります。

4・借りれる額が違う
闇金は相手が逃げる事を想定し、無担保ではせいぜい数万円程度しか借りることができず、高額なお金を借りることはそうそうできませんが、ソフト闇金だと取引を続け信頼関係ができてくると、10万円以上の借り入れができてしまいます。

借りれるからと調子に乗って借りているうちに、利息のみが膨れ上がり大変なことになってしまいます。

一般的な闇金に比べ、ソフト闇金は優しい仮面をかぶってはいますが、その裏でしっかりと利息を付けて返済するハメになります。