私は東京で飲食店を経営していた30代の男性ですが、飲食店経営がうまくいかず消費者金融から多くの借金をしていました。初めはなんとか返済を行うことができていましたが、次第に飲食店が赤字経営になりどのように資金繰りをしようか迷っていました。私は両親や友達からある程度お金を借りていた部分もあり、もはや自分にお金を工面してくれる人はいない状況となっていたのです。
私は大学時代に東京で飲食店を持つことが夢でありましたので、現在飲食店を経営していることが自分でとても幸せで、店を潰そうという考えが頭のなかになかったのです。私はどうすることも出来ませんでしたので、なんと手を出したらいけない闇金にお金を借りることになったのです。私は自分が最悪の事態になっていることに気づかす、なんと闇金から500万円のお金を借りるはめになりました。
それからなんとか飲食店を立てなおそうと思って努力はしましたが、やはり赤字から抜け出すことが出来ず、闇金のお金も払うことができなくなったので、それから必要に闇金の取り立てにあい、私はもはや自分ではどうすることも出来ず、家に隠れながら生活することになったしまったのです。闇金の集金の人間が私の家に1日何度も来るようになり、私はもはや精神的にまいってしまい、このまま自殺をしようか迷っていました。
そんな時に私の友人が、自己破産をすれば楽になるから弁護士に相談したほうが良いとアドバイスをくれたのです。私はすぐに闇金の手から逃れるためにもどうしようもないと悟り、すぐに近くの弁護士の方に相談を行いました。私の借金は総額1500万円ほどになっていましたので、もはや自己破産をする以外の方法が自分にはなかったのです。
私は東京で飲食店を経営していましたが、ヤミ金の取り立てから逃げるためにその時は都内のビジネスホテルに泊まることになりました。弁護士の方になんとか自己破産の手続きを代理で行ってもらい、私は晴れて自己破産をしてなんとか闇金の必要な追跡から逃れることが出来たのです。闇金業者にも弁護士の方が出向いてくれて、私はやっと自由な生活を手に入れることができたのです。
当然両親にも友達にも非常に迷惑をかけてしまい、今では信用を回復するのに精一杯ですが、現在は一般のサラリーマンとして営業職で頑張っています。やっぱり自分の商売がうまくいかないからといって、すぐに借金に走った自分の浅はかな知恵が自分をここまで苦しめたのだと思いました。一般の消費者金融から普通にお金を借りていた時期は良いのですが、どこにも貸してくれる場所がなくなった時に、やはり闇金にお金を借りてしまおうという悪魔のささやきが聞こえてくるのだと理解できました。
今後は自分が稼いでお金で生活できる程度のお金の使い方を学びませんと行けませんし、お金の感覚を通常の感覚に取り戻そうと努力をしています。現在は営業の仕事が終わって家でビールを飲むことが唯一の楽しみであり、もう今後商売をしようとは夢にまで思わなくなりました。現在は実家で両親と仲良く生活しており、きちんと両親に毎日の生活費を入れ、昔みたいな迷惑かけ放題の自分ではありません。一応友達の借金もこれからゆっくりと返していくつもりですので、また友達の信用を回復することが出来るかもしれません。
生きているということは人間関係で成り立っている部分もありますので、人間関係を破壊するお金の問題はやはり人生の中でもっとも悪影響を及ぼすものだと納得ができました。自分を闇金の取り立てから救ってくださった弁護士の方に本当に感謝しないといけませんし、こんな自分でも最後まで子供として扱ってくれた両親に感謝しないといけないと思いました。
今後は将来的に結婚できるようにお金をしっかりと貯めながら、今まで迷惑かけた両親や友達に少しでも優しくして、大切にしていかないといけません。人間はお金の価値観が変わってしまうと、本当に危機的な状況に陥ってしまうことも多く、今後は節制しながら普通の人が楽しいと思えるような楽しみを追求して生きていきたいと思っています。
現在の闇金の恐怖から逃れた生活は自分にとってとても安心して落ち着けるものでありますし、いくら自己破産をしたからといって今後の人生が台無しになるわけでもありません。まともな人間としてもう二度と闇金のお世話にならないように慎ましく生活を送っていこうと心に決めて毎日の生活を送っています。
飲食店を経営した3年間ほどは、ほんとうに自分にとって地獄に日々であり、もう二度とあの時代には戻りたくありません。人間は自分の性にあった生活をするのが最も幸せで、自分に合わないような背伸びをした生活は自分の身を崩してしまいます。本当にあの時引き返していたらどれだけ楽だったかと今でも思ったりしますが、今の開放された人生を思いっきり楽しみながら、残りの人生を生きていきたいと思っています。本当に現在は幸せを実感しています。